帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の接種に関して

当院では、50歳以上の方の帯状疱疹予防ワクチン(シングリックス)の接種をお勧めしております。
帯状疱疹は80歳までに3人に1人が発症する病気です。
重症化すると数年にわたって痛みが続くことがあります。
ワクチンで発症を抑えることができます。
シングリックスの有効性; 50歳以上 97.2%、70歳以上 89.8%
シングリックスの副作用;疼痛、発赤、腫脹(3-6日で消失)
シングリックスの接種を受けられない方;
明らかに発熱(37.5℃以上)している方。
重い急性疾患にかかっていることが明らかな方。
過去にこのワクチン成分によってアナフィラキシーを起こしたことがある方。
その他医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方。

接種後の注意点

接種後30分は接種した施設で安静にし、体調の変化がないことを確認してから帰宅する。
接種当日は激しい運動を避け、注射部位を清潔に保つ。(入浴は構いません)
注射部位の異常な反応や体調の変化を感じた場合はすぐに医師の診察を受けてください。

水痘生ワクチンとの違いは別表に掲載してあります。
当院では水痘生ワクチンはシングリックスと比べ有効率が半分程度で、持続期間も半分程度であるため採用しておりません。

帯状疱疹予防ワクチン